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FC-100DL vs ALTER-7 [天文>日記]

寒さがようやく和らぎ、この地域では比較的シーイングが良く、木星が観望好機の今の時期は望遠鏡の高倍率性能を確かめるには絶好の機会です。と言う訳で今回はFC-100DLALTER-7を引っ張り出して見え味を比較してみました。

先日これをやろうとまずALTERを引っ張り出したところ壊滅的なシーイングで即撤収させた経験から、今回はまずブランカ70EDTでシーイングをチェック、まずまずな事を確認して本番に移行しました。多少面倒でもこのやり方が良いかもですね。その点ではブランカの様な高性能な軽量機材は有用です。

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今回もまず出したのはALTER。いつものように双眼装置で200倍超えで見ましたが今一つ木星像が眠い・・・切れ味が余り良くなくピントがスパッとは決まらない、縞模様は2、3本見えるものの詳細が中々見えてこない、温度順応が足りない?思ったよりシーイングが悪いのかな?ともう少し温度順応させる為FCに交代。

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FCに交代したら切れ味が全然違います。縞模様の輪郭がシャープに見え、ALTERより見える模様が多く、FCに代えてALTERでは気づかなかった大赤斑が見えている事に気づきました。この時の大赤斑は今までFCで見た中で一番と思える程はっきり視認できました。TSAでもこんなに見えた事あったかな?と錯覚するほどで、木星の模様の見方を脳が学習したのか、天頂ミラーを銀ミラーのBBHSにした効果もあったのかも知れません。

その後何度か2台を載せ代えて見比べしてましたが、この日はどうやってもALTERがFCに勝てるシーンはありませんでした。確かにシーイングが大きく揺らいでいてあまり良くなかったかも知れませんが、シーイングが収まる一瞬良く見えた時のイメージで比べてもFCには及びませんでした。

これはシーイングの影響の受け易さがそこまで違うのか、昔はALTERももっと見えていた気もしますし何とも釈然としません。ただピントの甘さはALTERは以前からこんな感じでFCに比べればスパッと決まる感じではありません。この日の比較だけで優劣を決定付ける訳にはいきませんが、条件によってはALTERでもFCに全然敵わないと言う今日の結果に高倍率観望に用いる望遠鏡の選定の奥深さを再認識した次第です。

その様な訳で前回の見比べではC6を見直しましたが、今回はFCの良さを再認識した感じです。10cmアポのカテゴリーで見え味だけで比べればTSA-102やFL-102Sの方が上かも知れませんが、これらは重さ的にポルタでは運用が難しいと思いますので、ポルタで使える条件ではやはりFC-100DLが一番惑星が良く見える鏡筒なのではと、パワーウェイトレシオ的な観点で見ればやはり相当に優秀な筒ではないかと思いました。

一方18cmカセグレンではμ180やBKMAK180の方がALTERより惑星は見えるかも知れませんが、ミューロンはF12、BKMAKはF15とFが長いのである意味有利なのは当然で、低倍率を出す事に掛けてはALTERが長けてますので、高倍率性能で及ばなくてもどちらかと言えば星雲星団観望用途でこちらを使う事を考えると像の平坦さにおいてはルマック式マクカセのALTERの方がアドバンテージがあり、見る対象を選ばないオールラウンダーとしての適性はALTERが上ではないかと考えています。以前も書きましたが見え味以外の部分でも本当に扱い易い鏡筒でバランスの取れた、遠征して軽く観望するのに取り合えず一本だけ持っていくと考えた場合にはよく働いてくれる鏡筒です。

2本の見比べが終わった後、土星と火星が出てきてFCで火星を初観望しました。高度が低かったので大気の影響でぐにゃぐにゃでまともに見えませんでしたが予想していたより視直径が大きく、シーイングが良ければこの大きさでも表面模様が見えそうでしたので、大接近時にどんな姿を見せてくれるのか期待が高まりました。

2018年4月14日士幌高原ヌプカの里星空観察会 [天文>日記]

先日ネットの新聞記事、

ヌプカの里 望遠鏡復活 町職員の鈴木さん整備【士幌】
http://www.hokkaido-nl.jp/article/5512

ヌプカの里HP
http://www.nupuka.jp/

こちらを拝見して、以前何度か士幌高原を訪れた事があって上に天文観測ドームが乗っているこの建物が気になっていたのですが、中に入っていた機材がPENTAX 150ED+MS-5と言う自分が学生時代に天文ガイドで見て以来の憧れの機材で、ここ数年稼動していなかったものを職員さんがコツコツ直して使えるようにされたとの事でそれは見に行かなくては!と参加する事にしました。

当日は天気が悪いのは分かっていたので星を見る事は出来ないだろうと思っていましたが、逆に曇りの日の方が濃い天文ファンの人が集まるだろうと言う算段もあり笑、場所的にも一般の人が集まるにはかなり遠い立地条件と思われたので、元々人が集まるところが苦手な自分的には少人数の集まりの方が都合が良かったのである意味好条件でした。

中に入ると既に和気藹々とした雰囲気。曇りの日と言う事でスライドが上映されていて拝見しましたが到着した頃には既に終わり頃で、主催者の方が「今日は曇ってしまって・・・」と話し掛けて下さったのに対し「いやー望遠鏡見に来ましたので大丈夫です!あっはっはー」と機材オタ全開の返事をしてしまい、今まで一人で星を見続けてきた自分的に、星を見る集まりに参加するのは人生初めてだったので緊張して舞い上がってしまいました汗;

そんな訳であたふたしてたので建物の写真とか撮るのすっかり忘れてました・・・すみません><

スライド上映後、すぐに望遠鏡を見る準備が出来たとの事でドームのある観測室に上がるとそこには燦然と輝くペンタ150EDが。

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やっぱりカッコイイなーこの組み合わせ(うっとり)。職員の方の話をお聞きするとやはり復活させるのは大変だったご様子で、極軸望遠鏡が2005年までしか対応していないので合わせるのに苦労したり、メーカーメンテナンスが終わってるかも知れないので対物レンズのメンテをどうするかなど興味深いお話が聞けました。対物レンズを直接見る限りでは現状は特に問題なさそうに見えました。

MS-5は移動観測で使う人もいたと言う話は聞いた事がありましたが実物見たら無理ゲーとしか思えませんでした笑

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曇りでしたが地上風景を見せてもらえました。接眼部はバーダーのクリックロックアダプターで2インチ化し、アイピースは国際光器のフォトン32mmが付いていました(恐らく職員さんの自前)。フォトンは自分でも以前25mmを使ってましたが良く見えるアイピースで、今では絶版になったこの32mmも覗き易くて綺麗に風景が見えました。

ドームに入れる望遠鏡は大口径反射である場合も多いですが、大口径故に特に惑星観望では実力を発揮できない事も多いと思われますので敢えてそこは対象を絞り、惑星を見る事に関しては15cmアポは性能が出し易い点で最適解に近い望遠鏡と思いますので、特に一般人には手が出せないこの150EDを選択された事は遠くからでも足を運びたいと思わせる、ドームの大きさ的にも(4~5m位?)ナイスな判断だと思いました。

この望遠鏡は数年間使えない状態だったとの話でしたが、ウチの30年前のFL-90Sでも最新アポに負けない実力を持ってますし、メンテナンスがしっかりしていれば数十年は全然使えると思いますので、ましてやこれだけの機材を眠らせておくのは正直勿体無いのでこの先も末永く使われる事を願いたいところです。ペンタの機材はデザインセンスが秀逸なので古さを感じさせないのもいいですね。

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観望会に参加されていた方々(20人位?)は皆さん気さくで気軽にお話させてもらえました。びっくりしたのは女性の方の多さ、かなりの星好きの方に見受けられましたが主に機材ヲタ話しかできない(星の知識があまりない)自分に話し掛ける勇気も無くひたすら自らの挙動不審さを抑えるのに必死でした(^ω^A

男性の方々はそれこそ幾多の修羅場を潜り抜けてきた猛者の匂いしかしない方々で、自分の25cmのニュートンがF6なのが長くて(運ぶの大変)・・・とボヤいたらF6なんて短いよ!と一斉にツッコミが入ったのが面白かったです笑

8月の火星大接近を控え、惑星を見るのが一番好きな自分的にはこの望遠鏡でどんな風に見えるのか興味津々ですので、今後見させてもらえる機会があればまた参加させて頂こうと思います。

GuideFinder50-BINO その2 [天文>機材>望遠鏡]

対空双眼鏡が手持ちで使えたら?と言う発想の元作ってみたGuideFinder50-BINOでしたが、TG-S経緯台を手に入れた事でミニボーグ60ED-BINOよりお手軽な対空双眼鏡として架台に載せて使いたい欲求が高まり、どうにかしてこのBINOにアリガタを付けられないだろうかと思案して、鏡筒を支持する3点のファインダー調整ネジの一つが真横から付いている事に着目、これをもっと長い普通のネジにしてリングとネジの間にアリガタを挟みこめないだろうかと考え、BORGのVプレート80【3165】と長さ30mmの先端ソフトチップ埋設キャップネジ(M5)をミスミで探して手に入れ、これで思ったよりあっさりと形になりました。

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この構造では右側の鏡筒の視軸調整が出来なくなるので、鏡筒がリングの内側に接する形で(目幅が最小となる様に)固定させ、目幅調整、視軸調整は左側鏡筒のみで行うようにしました。

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アリガタの固定には前後からナットとワッシャーを挟み、リングのネジが通る部分も内側からナットとワッシャーで締め付ける事(下の写真参照)で鏡筒の重みでこの部分から全体が撓んでしまう事を防いでいます。

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架台に取り付けての使用感ですが、TG-Sとの組み合わせは非常に軽快で、ミニボーグBINOはイーソス17mmによる見掛け視界100度の超広角低倍率双眼視が出来るのが圧倒的強みですが、逆にそこに拘らなければ口径が1cmしか違わず、こちらはかなりの短焦点なのでミニボーグBINOにXL40を付けた時の実視界(8.8倍、7.43度)とこちらにXW20を付けた時の実視界(10倍、7度)はそれ程変わらないので、XW20の見え味が優秀な事もあり、出番はこちらのBINOが圧倒的に多くなりました。

こちらのBINOはアイピース無しで1250g、一方ミニボーグ60ED-BINOは3300gと2.5倍以上の重量差があるので、架台もこちらはTG-Sを使える事を考えると機動性は比較になりません。それでいて構造は簡素ながら目幅調整、視軸調整、任意のアイピースの交換が可能、直進ヘリコイドによる合焦機構が備わり、アミチプリズムによる正立90度対空を実現と対空双眼鏡として一通りの機能は備わっていて、行き当たりばったりで作った割には良い機材が出来たと思っています。

但し一点(結構大きな)問題があります。それは左右の視軸のずれ易さです。架台に取り付けあちこち振り回す運用をするとしょっちゅうずれます。アイピース交換でもずれてる事がありますwずれる度に視軸調整が必要ですが、そこは元がファインダーな事もあり、ファインダー調整と同じ要領ですので即効で直せるのですが、覗いた時にまたずれたかーとなるのはそこそこストレスでもあります。何が原因でずれてるのかはっきりしないのですが見るからに弱そうな構造なのであちこち無理が掛かっているのかも知れません。実用に支障を来たすレベルでは無いのがまだ救いですが、XWより重いアイピースは使わない方が良さそうです。

また簡素な構造故に目幅調整などはかなり手間が掛かります。左右の鏡筒及び前後のリングの傾きや位置調整、位置が決まってからの左側鏡筒の3点調整ネジ×2での目幅と視軸の同時調整は結構大変です。これでも架台に固定出来るようになったので前よりは楽になりましたが、構造上覗く人しか調整できない都合上(目幅を変えると必ず視軸も調整しなければならないので)他の人に気軽に見てもらうと言う訳にも行かず、実質主に一人で使う機材となりそうです。とは言えミニボーグ60ED-BINOも目幅68mm以上の人限定と言う大概な仕様ですし、テレコンビノとか既に目幅70mm固定ですので、あまり他人に見せる事は想定していません。まあ一人でしか観望しないので何も問題は無いのですが(何て寂しいオチだ・・・(;∀;)

ブランカ70EDT vs C6 vs FC-100DL [天文>日記]

今年に入って再び木星が見えてきてシーイングもまずまずになってきた頃合を見計らって、これまで頭の中では良い勝負かな?と思っていたものの直接対決させた事のなかったブランカ70EDTC6の2台で覗き比べをしてみました。

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木星の表面模様の見え方で比べたところブランカよりC6の方が見え味は上でした。やはり光量差が大きいのでC6の方がブランカより模様が見易く、より細かい模様が見えます。ただ光量差に比べて解像度の差はそこまで大きくなく、C6に比べてブランカはかなりの過剰倍率にも関わらずシャープネスがそれ程落ちていない見え味に光学系の素性の良さを感じました。

当初雲が多かったものの天候も回復してきたので今度はFC-100DLも引っ張り出して3台で見比べました。FCとC6の直接の見比べも初めてでしたがやはりFCの方が解像度が高く、模様もより立体的に見えます。明るさは同程度でコントラスト(模様の濃さ)は意外にそれ程変わりません。C6はフードも無い補正板丸出しの状態で近所に明るい街灯も照っており、FCが有利な条件と思いましたがそれでもいい勝負しているC6を正直見直しました。昔はシュミカセはコントラストが・・・と言うイメージがあったものですが。

総合的な見え味の順番で言えばFC>C6>ブランカと言う順当な結果になりましたが、今回の見比べでお気に入り度がアップしたのはC6でした。月惑星観望するには十分な高倍率性能で口径が大きいので星雲星団観望にも使えますし、その際双眼装置もバロー無しで使えますし筒が短く扱いも楽です。ピント合わせも今回の3台の中では一番スムーズでストレス無く使えました(ウチのを普通に触っている限りミラーシフトってホント何?って感じです)。シュミカセっていいものですね。

余談ですが架台が揺れる度合いはC6+APZポルタ>FC-100DL+APZポルタ>ブランカ+TG-SとC6が一番揺れが少なく見えました。

格安広角アイピース 23mm62° Aspheric [天文>機材>アイピース]

最近ネットで格安ながら良く見えるアイピースとして評判の、このメタリックオレンジの帯が目印の非球面レンズを使用した(と思われる)広角アイピースの実力を知るべくamazonで一本1500円程で入手。

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まず見掛け視界をチェックしたところ予想以上に広いです。同じ見掛け視界62度の谷Er25mmと比べて明らかに広く、他のアイピースと見比べてXL40以上XW弱の見掛け視界があり、実測67度位あるでしょうか。この23mmはアイレリーフが17mmとの事ですが目位置にも寛容でとても覗き易いのが好印象です。

見え味に関してはやはり強引に見掛け視界を広くしたアイピースにありがちな周辺像の崩れ、周辺減光が目立ちますが、それでも良像範囲は8割程度はあり、周辺までフラットを特に謳っていない比較的安価な広角アイピースであればこの程度の崩れは割と普通ですので、値段を考えれば十分及第点の性能と言えるでしょう。個人的には公称値通りにもう少し見掛け視界を絞ってあれば性能の良さが引き立って良かったのでは無いかと思います。

普通に真っ当なアイピースと性能を比較していますが、この価格であればまともに像を結ばない粗悪品であっても不思議ではありませんでしたので、この価格の広角アイピースが普通に使えると言う点だけでも評価に値するのではないかと思います。本体はプラ製で新品購入時の時点で小キズが散見されたりしましたが価格を考えれば気にするポイントでは無いでしょう。

とにかく安価に広角を味わいたいと言った要求には十分に応えてくれるアイピースかと思います。同シリーズの他の焦点距離(4mm、10mm)の性能も気になるところです。



サンタミクさん [お絵描き]

今頃しれっとクリスマス絵を放流(;´-`)

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タカハシ TG-S経緯台 [天文>機材>架台]

お手軽観望機材のブランカ70EDT対空ファインダーBINOを載せる架台としてミニポルタを使用していましたが高倍率観望の際の揺れがかなり大きく、同等クラスの軽量架台でもっと良い物はないだろうかと探して思い当たったのがこのTG-S経緯台でした。

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個人的に経緯台には無くてはならない手動微動が可能で、回転軸を固定できるクランプ機構も備わっており、三脚込みの重量は実測2.8kgと軽量で、見た目もミニポルタよりスリムな外観です。クランプネジは元々普通のマイナスネジが付いていましたのでクランプし易いように蝶ネジに交換し(上下微動のみ)、アリミゾはビクセンのプレートホルダーSXを付けています。ミニポルタの様に三脚と架台は分離できないようです。

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実際に機材を載せてみた感想はミニポルタと比べて格段に振動が少なくなり、ブランカに2インチ天頂ミラー双眼装置を取り付けた総重量は結構なもので、ミニポルタではやや過積載気味だったとは言え200倍程度の高倍率観望では使っていて揺れが常に気になるレベルでしたが、TG-Sにしてから揺れに意識を取られる事は大分少なくなりました。それなりに揺れはしますが、それでも体感で半分位揺れが減った印象です。

ミニポルタは架台の作りはまずまずな一方で三脚が相当貧弱でバランスが悪い印象でしたが、TG-Sはミニポルタよりほっそりした三脚ながら剛性はこちらが上と思われます。

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ミニポルタは微動が固い、クランプ緩めてもフリーストップ動作が渋い(グリスが固い?)など各部動作がスムーズでない印象がありましたが、TG-Sは回転軸にボールベアリングを使用している事もあってか動作にそうしたストレスは一切感じません。

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TG-Sには長い微動ハンドルではなく微動ノブが標準装備ですが、手持ちでは鏡筒長の短い機材しかこの架台では使わないので丁度良い組み合わせとなっています。何よりノブの質感がミニポルタの微動ハンドルのようにおもちゃレベルでなく、金属製で高級感(?)もあります。

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APZポルタを購入する際、対抗馬としてTG-L経緯台も候補に挙がりましたが、重たそう、アームが長くてバランスが悪そうと言う理由で却下し、より軽いTG-Sも検討しましたが流石にポルタとはクラスが違うのでFC-100DLの載せるような運用にはまず耐えられないだろうと判断しました。上の画像を見ての通り、架台部の大きさはミニポルタと同等で、載せるのは3~4kg程度の機材までにしておいた方が良いでしょう。

TG-Sは小口径短焦点アポなど軽量機材を振り回す、ポルタより更にお手軽な架台が欲しいと思う方にはとてもオススメできる架台です。マイナー故すっかりその存在を忘れていて買おうと思った時にはディスコンになっていましたが、こんな造りの良い架台がそれ程話題にならずに消えていったのはとても残念で、自分が検討している時も思いましたが情報が少なすぎで、もっと上手く宣伝していれば・・・と思わずにはいられません。

スコープタウン Or9mm(PLタイプ) [天文>機材>アイピース]

ブランカ70EDTで高倍率観望したい場合、従来双眼装置で最高倍率用として使っていた焦点距離12mmのアイピースでは倍率が稼げないのでアイレリーフが10mm以下のアイピースは使わないとしていた個人的な方針を曲げて、この鏡筒限定で使うのでなるべく安い(且つ性能が良い)クラシックアイピースが欲しかった事で再びここの製品にお世話になる事になりました。

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このアイピースを使う事でブランカでも200倍超を何とか出せるようになり、口径が小さいのでこの倍率だと若干暗いですが木星などを見ても破綻せずよく見えます。ただ久々にアイレリーフ10mm以下のアイピースを覗きましたが個人的には(このアイピースのアイレリーフの)7mmはやっぱり短いと感じます。

同社のOr14mmはプローセルにしては異例のアイレンズの大きさと見掛け視界の広さが特徴的でしたがこちらの9mmは特にスペック的にユニークな部分はありません。覗き比べたところ見掛け視界は同社のKe25mmと同等で公称通り(45度)かと思います。

アイピースのスペックはこちら

Kenko PRO ND16 (W)(減光フィルター) [天文>機材>フィルター]

防振双眼鏡12x36ISEuroEMCの太陽フィルター(フィルムはバーダーアストロソーラー)を取り付けて観望した時、数分眺めていると目に残像が残り、少し光が強すぎると感じた為、更に減光させる手段を検討する事にしました。

太陽フィルターの取り付け方法を改めて観察して、太陽フィルターと対物フードの間に光学フィルターを単に挟み込めば簡単に取り付きそうだったので当減光フィルターを取り寄せて見ました。

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フィルター径は49mmにしましたが、12x36ISのフード径とのマッチングは上々です。

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これにより太陽を見ての明るさは丁度良く減光され、多少長く観望しても目に残像が残る事はほぼ無くなりました。とは言え相手が太陽ですのであまり長時間観続けるのはオススメできません。

実は同社のND8減光フィルターとも見比べたのですが眼視で見比べた感じでは今回のND16と減光具合はそれ程変わりがありませんでした。それでも若干は暗いのでより目に優しいND16の方を採用しこれで逆に暗すぎる事もありません。

これらフィルターは写真用で眼視用に使うものではありませんが、この前段に単体で安全性が保証されているバーダーアストロソーラーフィルターが遮っていますので使い方としては何ら問題ないだろう、と思っています。当然ですがNDフィルターだけで太陽を見てはいけません。

NDフィルター使わないと改めてバーダーアストロソーラーだけではかなり眩しく感じ、アストロソーラーも当然眼視用ですが、これだけで本当に大丈夫なのかな?と少し疑問に思わなくもありません。


アイピース運用シミュレータ Ver2.0 [天文>Webツール]



【鏡筒データ入力】
メーカー:  製品名:
口径:D=mm  焦点距離:f=mm

【アイピースデータ入力】
アイピース番号を選択してください。
メーカー:  型式名:
焦点距離:mm  見掛け視界:度 

【バローレンズ倍率入力】 倍率:



≪鏡筒データ≫
【製品名】: - 
【口径】: - 【集光力】: -
【焦点距離】: - 【分解能】: -
【口径比】: - 【極限等級】: -

≪アイピースデータ≫
No
メーカー / 製品名
焦点距離
見掛け視界
倍率
実視界
射出瞳径
1
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2
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3
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望遠鏡の口径と焦点距離、アイピースの焦点距離と見掛け視界を入力する事で、得られる倍率、実視界、射出瞳径などを算出します。15種類のアイピースの計算結果を表示可能です。

・【計算】ボタン → 入力されたデータから各表示項目を算出します。
・【1ラインクリア】ボタン → 最大15個の算出結果の内一つの結果を消去します。
・【全クリア】ボタン → 全ての算出結果、入力値も含め初期化します。

・【(数字)】ボタン → 各項目の数値をボタン上の数値の分だけ増減させます。


Ver2.0:入力値をキーボードを使わずマウスで数値を増減する事で指定できるようにしました。
Ver1.0:公開

2017年12月14日ふたご座流星群観望 [天文>日記]

この日暫く曇っていたものの深夜0時過ぎに晴れ間が見えて急遽ベランダに出てVCL-1452ビノを携えて観望しました。30分程度で再び曇り出したので撤収しましたが、その間9個ほど流星を見る事ができました。結構明るいものが多かったです。

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このテレコンビノは作った当初は裸眼でピントが合わず今一つ使えなかったのですが、今年夏に初眼鏡を作った事で性能を発揮できるようになり、先月おうし座北流星群を見ようとこのテレコンビノを持ち出して、その時は流星は一つも確認できなかったのですが、オリオン座とすばるが同一視野に入る超視界で周辺像も良好、目位置にも寛容で流星観望への適性はやはりとても高いと感じました。

今回の流星群でもオリオン座と冬の大三角形が同一視野に収まり、見掛け視界90度程度ある双眼視なのでビノを通して観ている事を忘れるほど星空に没頭できます。またテレコンを支えるアクリル板も街灯などの外光も遮蔽してくれるのでより一層観望に集中できました。

結構重たい(500g強)のでずっと持ち続けるのも辛いですが、肉眼と交互に観る事で見え方の違いなども楽しむ事ができました。やはり流星を見るには最強の機材だと自画自賛しています笑

1000m視界→見掛け視界算出ツール [天文>Webツール]


【 1000m視界(m)→見掛け視界(°)変換 】

1000m視界:m 倍率:

【見掛け視界】: -
【実視界】: -



【 実視界(°)→1000m視界(m)変換 】

実視界:

【1000m視界】: -



ネットショップでツアイスの双眼鏡のスペックを見た時に見掛け視界の表記が無く、代わりに1000m視界が表記されていますが、これでは広角の度合いが分かり難いので見掛け視界を算出するツールを作ってみました。ついでに実視界から1000m視界を算出するツールも作りました。

遊馬製作所 FARI-TPD AD [天文>機材>アクセサリー]

ビクセン規格のファインダーアリミゾをカメラ三脚等に取り付け可能にするアダプターです。アダプターにはファインダーアリミゾを取り付けるネジ穴が2箇所、1/4インチカメラネジ穴が1箇所開いています。アダプターの薄さから鑑みて、ビクセン純正のアリミゾに取り付ける事が前提と思われます。

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手持ちの鏡筒は大抵ビクセン規格のファインダーが取り付くように手を加えていますが、唯一ALTER-7だけは独自規格のままで、GuideFinder50を取り付ける場合にはアダプターを着脱する事で両対応させていましたが、自作3cm対空ファインダーに関してはそのままではALTERには付かない事に気が付き、ここでALTERにはピギーバックカメラ雲台が搭載されているので、ここにビクセンファインダーアリミゾを取り付ける方法を模索、結果今回アダプターを使う事にしました。

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以下ファインダーアリミゾにアダプターを取り付けたところです。

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これでALTERにビクセン規格ファインダーを取り付け出来るようになりました。

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バニーネロちゃま [お絵描き]

fateのネロです。珍しく一週間で絵が描けました。

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アストルフォきゅん [お絵描き]

fateのアストルフォです。こう見えて♂。アポクリのジャンヌとアストルフォのキャッキャウフフ最高です。ああこれで愛知の某望遠鏡ショップの店長さんからまた疑惑の目で見られる・・・><

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国際光器 天頂ミラー直結リング [天文>機材>アクセサリー]

一見何の変哲も無いリングですが、

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BBHS天頂ミラーのバレルを外すと2インチメスネジとなっており、ここにルミコン2インチフィルターセレクターのスリーブを外すと2インチオスネジが出ていますので直結できます。しかし直結故にフィルターのスライダーの角度を変える事ができません。

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ここでこの直結リングを天頂ミラーとフィルターセレクターの間に噛ます事で任意の角度での取り付けができるようになります。これでWOのDura-Bright天頂ミラーの時より少ないパーツで光路消費も短く取り付ける事ができるようになりました。

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バーダーの天頂ミラーはBBHSだけでなくウルトラブライト天頂ミラーなども同様の構造ですので同じ事ができるものと思われます。自分が注文した時にはこの商品がショップのHPから既に姿を消していた状態でしたが、問い合わせたところ在庫があって取り寄せる事ができました。

国際光器 WIDE SCAN TYPEIII 20mm [天文>機材>アイピース]

双眼装置での月面観望で笠井EWV-16mmの見掛け視界85度の迫力ある見え味が気に入っていたのですが4xバロー併用の場合やや倍率が高めに感じた為、同等の見掛け視界でより低倍率が得られるこのアイピースに関心が湧き、販売終了からかなり月日が流れていましたが中古で何とか手に入れる事ができました。

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31.7mm径でありながら焦点距離20mmで見掛け視界84度、このスペックはナグラーであれば2インチアイピースとなるので本当に実現出来ているのか半信半疑でしたが、実視でEWVと同等の視界で20mmの倍率も偽りでない事が確認できました。

テレビューのHPでアイピースの絞り環直径が公開されていますが、ナグラー20mmで絞り環径が27.4mmに対しPL32mmが27.0mmとPL32mmは31.7mm径アイピースで最大の実視界を実現するアイピースと称されていましたのでこれ以上をどう実現しているのかと、WS20mmの絞り環をバレル側から見たところ確かにPL32mmより絞りが広い(と言うより31.7mm径バレル内径を限界まで使っている)事が分かります。

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PL32mmの絞り環はバレル内に存在しますが、この方法ではこれ以上の実視界を稼げないので、WS20mmの絞り環は本体内部に位置している模様で(下の画像はバレルを外して中を写したものです)、このアイピースのインプレでよく見受けられるバックフォーカスの短い筒ではピントが出ないと言われる要因と思われますが、この広角を実現するための苦肉の策だったのかも知れません。

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見え味に関してはEWVの見え方をそのまま倍率を低くした印象で、周辺像の崩れ方も同様ですが高拡大率バローとの併用ではそれ程気にならず、ヌケが良い素直な見え味で、アイレリーフがEWVより長く、アイレンズも大きい事でかなり覗き易い点が特に気に入りました。

このアイピースは元々ユニトロンで開発販売された製品と同一思われますが、2本の内一本を国際光器で入手した際、商品説明に谷光学製と書かれていて、ユニトロンの設計を谷光学が受け継いで国際光器で商品化された製品なのかと考えましたが真偽の程は定かではありません(国際光器に聞けば分かるかも知れませんが)。

EWVと同等のスペック(16mm/85度)のアイピースは他社製の現行品でも見受けられますがWS20mmのスペックの製品は他に類を見ないと言ってよく、ピント(絞り環)位置が他のアイピースと違う事から敬遠される事を覚悟の上でこのスペックを(無理矢理?)実現させたその心意気を買いたい(笑)と思わせるアイピースです。

見え味に不満は無く、当初の期待通りの見え方で月観望の常用アイピースとなりました。勿論日本製です。

アイピースのスペックはこちら

シンプル月齢カレンダー(スマホアプリ) [天文>書籍・ソフトウェア]

ふと月齢を確認したい時にネットで調べたり、わざわざステラナビゲーターを立ち上げるのも手間なのでもっと手早く確認できる方法はないかと、無料のスマホアプリで良いのが無いかなと探してみたところ結構沢山ある事が分かりました。その中で検索で最初に出てきたこのアプリを入れてみました。

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起動するとまずカレンダーが表示され、月齢の状況が一目で分かります。それぞれの日付部分を押下すると詳細画面に遷移します。

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詳細画面では個人的に知りたかった月齢に月の出、月の入りの時刻に加え、月までの距離、輝面比等が表示され、月の表示の両側をタッチすると次の日前の日と日付を移動できます。

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他にもっと良いアプリがあるのかどうか試してみたくもありますが、機能的には個人的にこれで十分満足できるのでそのまま使っています(後は視直径が表示されれば完璧でした)。名前通りシンプルでとても使い易いアプリだと思います。

※画像には写っていませんが、画面下には広告が入ります。

OPTに突如ログインできなくなった件 [天文>日記]

天文パーツの個人輸入でいつもお世話になっているOPT(https://optcorp.com/)ですが、先日久々にログインしようとしたところ、ログインできなくなっていました。おかしいな?と思いつつどうしようも無かったのでパスワードを再発行しようとしたところ、そのメールアドレスに紐付くアカウントが見つかりません(No account found with that email.)との表示が。

これ、アカウント乗っ取られたんじゃ?と心配になり、問い合わせフォームから、ログインできず、アカウント乗っ取られた可能性あるので問題ないか調べてください!と問い合わせしたものの返事無し。再度フォームから問い合わせしてもやはり返事無し。

何で返事くれないの?と思いつつ、以前の注文でやり取りしたメールの返信で同じ問い合わせをしたところ、「前と同じユーザー名で新しくアカウントを作ってください。これにより以前の注文履歴もロードされるでしょう」、とようやく返事がもらえました。

やってみたところ登録情報、注文履歴等そのままで無事アカウント復帰できました。サイトリニューアルしたっぽいのでアカウント情報も初期化されたのでしょうか。乗っ取りでは無くてよかったです。

ビクセン ミニポルタ経緯台 [天文>機材>架台]

ベランダにひょいと持ち出して使えるお手軽観望用途で鏡筒はBLANCA-70EDT(以下ブランカ)に決まった事で今度は架台の選定です。当初VAMOtraveler経緯台を候補としましたが微動無しの経緯台は性に合わなかった事で無難にミニポルタに手を出してみました。

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個人的には前後バランスの良くない鏡筒を載せる都合上フリーストップ的な使い方はしないので、フリーストップのテンション調整ネジをクランプとして使えるようにM10の蝶ネジに差し替えました。

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因みに当初三脚の横に付いているノブの用途が分からなかったのですが、架台の水平軸を回した時に架台ごと回らないようにする為の三脚と架台を固定するネジだった事が分かりました。

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垂直回転部のクランプはミニポルタ用のクランプをネットで見つけて購入しました。ポルタIIのクランプとは規格が違うようです(ポルタII用はM8ネジ?)。一本しか買えませんでしたのでこちらだけ。

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ミニポルタとAPZポルタ(ポルタIIと大体同じ大きさ)との大きさ比較です。それぞれ単体で見ると形状がほぼ同じなので違いが分かり難いですが、フォークアームや微動ユニットの大きさが違い、別物である事が分かります。

使い勝手に関しては載せられる重さが違う以外はポルタと殆ど変わりません。ミニポルタの方が初心者向けの架台として(と言うか鏡筒とセット販売ですが)売られていますが、それによりポルタより手を抜いて作られている感じはしません。むしろ意外にしっかりしており、積載重量と鏡筒径に気をつければマニアでも十分実用になると思います。

その積載重量ですが、ミニポルタは公称3.5kgまでとなっていますので約1.7kgのブランカは余裕そうに思えますが、これに2インチ天頂ミラーファインダー双眼装置、バロー、アイピース2本が加わると一気に過積載となり、ブランカで使う高倍率域(200倍程度)ではかなり揺れます。APZポルタを購入する前のポルタIIFC-100DLを載せていた時よりは振動が少ないのでかろうじて我慢できるかな?と言った具合です。

この揺れる原因は架台より三脚側にありそうな気がします。とにかく随所にプラスチック部品が使われている三脚が華奢で(軽いのは良いのですが)架台がトップヘビーに感じます。ポルタであればHAL三脚等に換装する選択肢がありますが、ミニポルタにはそれが無いのが厳しいところです。

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ここで架台の三脚取り付け部を見ると固定ネジが1/4インチのカメラネジっぽいので選択肢の多いカメラ三脚が使えないかと思い付きました。ただ架台のネジ穴部分は突起になっているのでこのままではカメラ三脚に取り付ける事は出来ません。

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何かスペーサー的なものがあれば・・・と思ったところで見つけたのがMoreBlue製のGP赤道儀の三脚取り付け部をφ45mmから60mmに変換するアダプターでした(ヤフオクで『SD018-VIXEN 45-60変換アダプター』で検索すると見つかります)。このアダプターの厚みが15mmとミニポルタの突起の長さと同じで、アダプターには120度間隔で3箇所のネジ止め箇所が付いているので長いネジに取り替えれば架台の突起部分への固定も出来そうです。

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仮で位置合わせをしてみたところ大きさ的にはぴったりです。これならカメラ三脚に取り付けても安定するかも知れません。

と一応ここまで考えましたが、新たにカメラ三脚を買う予算も無く、またこの構造だと何か工夫しないと先に書いた水平軸を回した時に架台全体が回転する事を防げない気がします。実際に上手く取り付くのか不透明な部分もありますので、これを見てやってみようと思われる方がもしいてもこの記事を過度に信用せずw自己責任でお願いいたします。

笠井 BLANCA-70EDT [天文>機材>望遠鏡]

ベランダお気軽観望用に2kg以下で月惑星が良く見える鏡筒が欲しくなり、MarkV双眼装置の重量を支えられ、バックフォーカスにも余裕があり、2インチ天頂ミラーの回転を防ぐ2箇所以上のネジ止めが可能な接眼部を搭載している点が決め手となりこの鏡筒に手を出してみました。元々クレイフォード接眼部に余り良い印象を持っていない自分的にラックアンドピニオンな部分も好感が持てました。

実物を手にしてみて、WO製品の様な高級感、持つ喜びなどはあまり感じられませんが、造りに粗を感じる事も無く堅実に作られている印象です。第一の目的である軽さに関しては鏡筒バンドが最小限の構造で必要十分な機能、強度があり、全体の軽量化に寄与していると感じます。バンドに取り付けるアリガタも出来るだけ軽量になるようにBORGのVプレート60S【3164】を使用、ファインダーアリミゾは笠井のDXファインダー台座を装着し、これで総重量は約1770gとなっています。

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月惑星しか見ていませんが、見え味に関しては予想以上に良く見えます。過剰倍率を掛けても非常に像はシャープで、いつも笠井の宣伝文句は誇大な印象がありましたが、この鏡筒の光学性能に関しては誇張では無いと感じました。口径70mmの小口径にしてはFPL-53を用いた3枚玉と豪華な造りですが、スペック倒れでなくそれが性能に結びついている印象です。中華製の3枚玉と言う事で警戒していた光軸もほぼきっちり合っており、恒星の焦点像を見ても教科書通りの極めてシャープな見え味です。笠井の中華アポと言うとアポと言うには色収差が多い評判がある製品もあるようですが、この鏡筒に関してはF6と言う短焦点に関わらず月を見ても色収差を微塵も感じないのは立派な光学性能だと思いました。

逆に光学性能が良いので、420mmと言う焦点距離がネックで高倍率が出し難いのが難点です。双眼装置+4xバロー+12mmアイピースでも140倍しか稼げないので、より短焦点のアイピースか高拡大率のバローを用意したくなります。そこで像が悪化しそうであまりやりたく無かったのですが、バローに延長筒を噛ませた上で(これでバローの拡大率が約4.4倍)ナグラー9mmを使った約200倍で観望しても木星など破綻せずに見えました。この有効径の3倍近い倍率で破綻しないとなると高倍率性能はタカハシ鏡筒並み、と言うのは言い過ぎでしょうか。

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光学性能には満足出来ましたがここで終わらないのが笠井製品です笑。かつて笠井のクレイフォード接眼部を使っていた際、重量アクセサリーがずり落ちない様にドロチューブの締め付けのテンションを上げると微動が空回りする不具合があったのですが、このラックアンドピニオン接眼部においても微動の空回りが発生し、ピントの微調整ができず現状粗動を使って合わせているのでこれなら微動が無い方がマシです。この接眼部も特に悪い製品ではないのでしょうが(BORGで採用されているのも同じものの様です)、この双眼装置と天頂ミラーの重さが想定外なのか、この辺の不具合は何時解消されるのか、何で微動と祖動がギアで繋がっていないのか、構造はよく分かりませんが何とかして欲しいものです。ただドロチューブの動きはスムーズそのもので、ラックアンドピニオンに関わらず、ガタやバックラッシュが一切無いのは感心しました。

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中華アポにはアルミケースが付属している場合が多いですが、この鏡筒に関してはありませんでした。ので何か良いケースは無いものか探した結果、例によってアイリスオーヤマのAM-35Tと言うアルミケースが縦横寸法的にはぴったりでした。深さ的には若干余裕があったのでクッションを敷いています。

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微動が利かないのでピント合わせには多少難儀しますが、軽さとコンパクトさ、そして光学性能を鑑みればお手軽観望用として自分の要求に適う、買って良かったと思える鏡筒でした。

C6FC-100DLとの比較観望の様子はこちら


HAKUBA ハイパワーブロアープロ KMC-61LBK [天文>機材>その他]

現在使用中のブロワーが劣化したので新しいものを購入しました。なるべく大きな風量の強いものをと探してこのHAKUBAの製品にしました。

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ポンプ容量180cc、全長19cm×直径65mmの寸法で、手が大きめの自分でもこれ以上は大きすぎるかなと感じる大きさです。風量も十分で気に入っています。


Meade 4000 Super Wide Angle 40mm [天文>機材>アイピース]

ミニボーグ60ED-BINOで低倍率用にXL40を使っていますが、『日本製』『双眼視可能な太さ』『2インチ40mm』『見掛け視界70度クラス』の条件に当てはまるアイピースとしてこのアイピースの存在を思い出し、この頃のMeadeの広角アイピースはTVに真っ向勝負のラインナップで製造は日本製で質も高いと思われた為、XL40と見比べてみたくなり中古で入手してみました。

サイドバイサイドの見比べで周辺像の像の崩れはXLより顕著ですが傾向としてはLVW42mmと近い印象です。良像範囲はこのBINOで7~8割位と上々の性能だと感じました。XLより若干視野が広いのも良いですね。

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Sky & Telescope's Field Map of the Moon(鏡像版) [天文>書籍・ソフトウェア]

月面観望のガイドブックとしてこれまで月の地形ウォッチングガイドを主に使用していましたが、微妙にカバー出来てない範囲があったり、地形が特定できない事も多く(自分の未熟さもありますが)、何より個人的に月観望は屈折かカセグレン鏡筒で行う為、ダイアゴナルによる像の反転によりガイド本との地形の照らし合わせがスムーズにいかない事がストレスで、鏡像の月面ガイド本があったらいいのになーと思っていたところに見つけたのがこの月面マップ本でした。

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手元に届くまで普通の書籍をイメージしてましたが実物を手にして本にしてはやたら薄っぺらく、中身を広げてみると巨大な月面図一枚が収録されており、これを四つ折りにして使う、本と言うよりこれは月面地図だと言う事が分かりました。Field Mapの名前の通りですね。

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四つ折りで使うメリットとして一面(全体の1/4)を眺めていて他の面に移動したい場合、裏返すか、折り返すか、折り返して裏返すかの最大2アクションで全ての地形を参照する事ができ、一般的なガイド本の場合ページをパラパラめくって探す必要がありますが、このマップだと圧倒的に早く見たい場所にアクセスできます。

当初四つ折りにしてもやや大きくて観望しながらは使い難いかも?と思いましたが、実際使ってみると地形や地名などの表記が大きすぎず、小さすぎずの絶妙の大きさだと感じます。内容的にも月の秤動を考慮しての少し裏側の地形まで載っていたりと、この辺は流石Sky & Telescope'sの刊行物と言ったところでしょうか。

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これによりこれまでより圧倒的に楽に地形が特定できるようになりましたが、最大の問題は地名が全部英語表記な事です;海外の書籍なのでこればかりは仕方ないですが、この地名の英語表記が日本語のどの地形に該当するのか学習が必要になるかも知れません。その問題さえクリアできれば地形を特定する事に関してはこのマップ一枚でいいんじゃないかと思える程完成度の高い月面マップだと思います。



自分はこのamazonの海外のマーケットプレイス業者から買いました。時間は掛かりますがちゃんと届きますし安かったです。尚、鏡像版が嫌だと言う方には正像版もちゃんと売られています。



正像版はamazonだと何故かやたら高いので個人輸入で入手された方が良いかも知れません。OPTだと両方$11位で売られています。

水着ネロ [お絵描き]

7月から全然晴れずにさっぱり星見ができません;

その代わり最近FGOにすっかりハマってしまい艦これしなくなってしまいました。
課金への誘惑はFGOが圧倒的に強く自制するのが大変ですw
お子様に遊ばせたらいかんでしょこれ・・・

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Vernonscope Brandon 12mm、16mm(フラットトップ仕様) [天文>機材>アイピース]

双眼装置に使うアイピースとしてアイレリーフが10mm以上のクラシックアイピースと言う個人的な制限を設けている都合上焦点距離12mm近辺が最も短焦点(4xバロー併用で3mm相当のアイピースとして使用)のアイピースとなる為、TMBモノセン12mm笠井HC-Or12mm笠井AP12.5mmと揃えてきましたが、よく出来たプローセルのこの焦点距離のアイピースも見てみたくなり、このブランドンに手を出してみました。個人的にはラバーアイカップがあまり好きではなかったのでこの『フラットトップ』仕様を個人輸入、また16mmの方はシーイングが今一つの時にこの焦点距離のアイピースが欲しいと常々思っていたので併せて購入しました。

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硝材が「バリウムフリント」「ランタンクラウン」「軽クラウン」「ダブルエクストラ重フリント」と異なる4つの素材により構成されており、光学レイアウトも安価なプローセルと違い前群と後群でレンズ形状も異なります。単純なシンメトリカルな設計では無く、プローセルを踏襲しつつ高性能を目指した事が窺える設計です。

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モノセントリックのTMB、アッベオルソのHC-Or、アストロプランのAP、そしてプローセルのBrandonと揃ったので主に木星と土星で数ヶ月見比べましたが、自分のヘタレ目では正直なところそれ程見え味は変わりませんでした汗。双眼装置で組み合わせるバローも本来の使い方では無いので相性の問題も多分にあると思われますが、当初はブランドンはAPやHC-Orより解像度で劣る印象もありました。鏡筒を色々変えて見比べるとブランドンも良く見えるアイピースだと言う事が分かりましたが、有意な差があるかと言えば微妙なところで強いて言えば、明るさ解像度のTMB、ヌケの良さの笠井、コントラストのブランドンと言えるかも知れません。総合力ではTMBが頭一つ抜けている印象です。

正しい評価を下すには双眼装置もバローも使わない環境で比較するべきだと思いますが、自分の使い方以外の環境で評価を下しても個人的にはあまり意味が無いのでこうした結果となりました。誤解無いように言いますが、ブランドンも十分優秀なアイピースと思います。あと見え味以外の部分ではめちゃめちゃ軽いのも良いですね。

アイピースのスペックはこちら

Baader BBHS 2インチ天頂ミラー [天文>機材>ダイアゴナル]

松本式EMSのHPで銀ミラーの優位性を検証した記事を見て銀ミラーに興味が湧き、正立に拘らなければ鏡1枚の方が光量損失が少ないのでより銀ミラーの恩恵が受けやすいと考え、それまで使っていたTVのエバーブライトWOのDura-Brightの2インチ天頂ミラーと引き換えにこのミラーを手に入れました。バーダーMarkVが『究極』双眼装置であれば、このBBHSは『究極』天頂ミラーでは?との期待を込めて。

TVやWOも十分な性能を持っている事もあり、並べて直接比較していないのでぱっと見では差が分かりませんでしたが、この天頂ミラーに変えてからFC-100DLで見た時の木星の大赤斑の検出が以前よりし易くなった気がします。以前はこれ大赤斑見えてるのかなー?と半信半疑だった部分が、ああこれ多分大赤斑見えてるなーとやや確信が持てるようになり、銀ミラーの効果は多少なりともあるのかも知れません。

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アイピース側の固定方法はバーダーでお馴染みの『クリックロック』タイプですが、存外締め付けに力がいるので力を入れる方向を誤ると鏡筒の向きも変わったりしますので、旧来の固定方式に比べて圧倒的に使い易いかと言えば微妙な気がします。締め付けのコツが掴めれば少ないアクションで固定できるので楽は楽ですが。

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重量は実測で437g、光路長は公称で約110mmとの事です。個人的にはレバーの本体からの出っ張りがTVやWOのアイピース固定ネジの出っ張りに比べて低いので、自作アイピースケースにぎりぎり収納が可能になり、機動性アップに繋がったのが地味に嬉しい部分でした。

ラムレザル [お絵描き]

2D対戦格闘ゲーム、ギルティギアXrdのラムレザルです。少し私服っぽくアレンジ

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自作3cm実視界9.6度対空ファインダー [天文>機材>ファインダー]

GuideFinder50の実視界が6.25度でPocket Sky Atlasなどの最微等級が比較的明るい星図を使う場合には若干視野が狭く感じ、口径が3cmで良いのでもっと実視界の広いファインダーが欲しいと市販品を探したものの見当たらなかったので自作してみました。

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一番の肝となる対物レンズですが、MoreBlueで扱っている小型ガイドスコープ(ヤフオクで『FG004-口径30mm焦点距離130mmアメリカンサイズボディ コンパクト型C/CSマウントガイド望遠鏡 本体』で検索)が口径3cmで焦点距離130mmF4.3と比較的短く、25mm見掛け視界50度のアイピースとの組み合わせで倍率5.2倍、実視界9.62度の広視界ファインダーとなるのでこれを使う事にしました。

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アイピースはC6に付属していたプローセル25mmが余っていて、できれば対空ファインダーにしたかったところにGuideFinder50用の正立接眼ユニットも丁度一つ余っていたので、これらを組み合わせて作る事にしました。

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パーツをバラしてプリズムとアイピース上部を利用します。

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そのまま合体させてもピントが出ないので鏡筒短縮しなくてはなりません。と言っても切断する手段が無かったのでAmazonでSK11と言う38mm径までカット出来るパイプカッターを購入、鏡筒後端から3cm切断する事にしました。筒を固定する手段が無かったので手持ちでやりましたが握力が死にましたw

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これらをエポキシ系2液タイプの接着剤を使って合体させました。

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ファインダー脚は笠井の3cmファインダーのものを使い(これは余ってなかったので購入、脚だけ利用、ファインダー本体は売りました)、鏡胴との隙間に植毛紙を貼ってファインダー全体を回転させる事で接眼部を回転できるようにしました。

実際使ってみて計算通り9.6度程度の実視界が得られ、Pocket Sky Atlasとの相性もとても良く、広い範囲が見えるのでスターホッピングで一度に飛べる距離が大きく取れるので従来より早い導入が可能になりました。但し口径が3cmなので空が(光害で)明るい場合は微光星が見えず、導入が困難になる事もあります。

作ってみると想像以上にコンパクトで軽く(340g)、GuideFinder(930g)より圧倒的に扱い易いのでお手軽観望だけでなく、暗い天体を追う観望でもまずこちらを使うようになりました。DIYがとても苦手な自分的には冒険的要素が多いファインダー製作でしたがとても役に立つものができて満足しています。


笠井製品の想い出 [天文>日記]

個人的に笠井製品にはかなりお世話になってます。豪奢な商品説明に対して質が悪くてクレームを入れて社長とゴタゴタした事もありましたが笑、ここで無くては買えない、欠かせないアイテムも多数ありましたので、過去の買い物を振り返ってみたいと思います。

○BS双眼装置
高級機に対して入射口径、射出口径が小さい点を除けば、見え味においては大きな差は無かったと感じます。MarkV双眼装置を使っていてその重さに難儀している自分的にはこのBS双眼装置の軽さは大きな武器、と言うか正直羨ましいレベルです。自分が知っている限り2回程モデルチェンジしていますが(主にアイピースの固定方式)、現行品は洗練された仕様になっていると思います。今ではOEM品があちこち出回っていますが、その先鞭を付けた(と言う認識なのですが)笠井の功績は評価されて然るべきかと思います。

WideFinder28
肉眼で星座が確認できないような光害地においては等倍ファインダーは星が見えないので使い物にならず、かと言って一般の光学ファインダーでは星座の形が分かるほど視野は広くないので、スターホッピングの基点となる星を導入したい時には欠かせないファインダーです。難点はアイレリーフが短い(と言うか無い)事ですが、見易くなったと噂される新型WideBinoの登場に合わせて、このWideFinderの光学系も新型になっている模様ですので幾分改善されているかも知れません。暗い場所でも使えますが、その真価はやはり光害地で発揮される唯一無二のファインダーと言えるでしょう。

GuideFinder-50+90°正立接眼部ユニット
5cmの対空ファインダーですが、接眼部が回転できるのが他にはないメリット。難点は接眼部を回転させると光軸がずれます笑。のでその都度ファインダー調整が必要です。またアイピース込みの全体重量が嵩み、望遠鏡の接眼部の負担となる点もありますが、あらゆる望遠鏡の姿勢に対して覗き易い向きに合わせられるメリットはそれらのデメリットを帳消しにさせるには十分でスターホッピングでの手動導入では欠かせないアイテムとなっています。

WideBino28
光害地で星座を確認するには絶大な威力を発揮する、自分にとっての星座確認ツールです。今はその役割はテレコンビノに置き換わりましたが、ピント調整があって、目幅も調整できて、また新型になって見え味や覗き易さもかなりパワーアップした模様ですので、テレコンビノよりコンパクトと言う部分も魅力的で買い直したいとも考えています。

○8x50mm90°正立ファインダー
GuideFinder50に出会う前はこちらを使っていました。それまで直視ファインダーで天頂付近の天体を導入しようとして地面にへばりついて覗くストレスに耐え切れず藁にもすがる思いでこのファインダーを手に入れましたが正立である事も相俟って天体導入のストレスが劇的に軽減されました。ファインダーを使う人で直視派と対空派で分かれるみたいですが、対空ファインダーが気になる人にはまずこれをオススメしたいところです。

○アイピース類
・EF-19mm
このアイピースの評価はこちらを参照。中華製ながら名作アイピースだと思います。

・AP12.5mm
このアイピースの評価はこちらを参照。思いの他良いアイピースでもっと早く買って広めてあげたかった。

・HC-Or12mm
このアイピースの評価はこちらを参照。このアイピースの本来の表記は、『HC Or-12mm』なのですが、HC-Orで定着しているようですね。

・EWV-16mm
このアイピースの評価はこちらを参照。日本製でこうしたユニークなアイピースが出てこなくなったのはひたすら寂しいですね。

・EWV-32mm
このアイピースの評価はこちらを参照。最近同じスペックのMasuyama32mmが発売されて、EWVを買い逃した方にはチャンスかも知れません。

・KONIG-40mm
このアイピースの評価はこちらを参照。このクラスはXW40、LVW42mm、XL40と使ってきましたがシャープさと周辺像はこのアイピースが一番良かったかも知れません(想い出補正?)。但しアイポイントがかなりシビア。

・GS FMC PLOSSL
安価なプローセルですが見た目の安っぽさは無く想像以上によく見えると思います。自分の購入した一部の個体は振ったら中でカタカタと音がしてましたがw(→交換してもらえました)

○Euro EMC SF-100ソーラーフィルター
FC-100DL用12x36IS用の太陽フィルターとして使っていますが、汎用性が高く性能も必要十分で良い製品だと思います。難点があるとすれば形状的に外してる時の保管がスマートに行かず、ケースを自作するか悩むところです。

31.7mmDXペンタプリズム
天頂ミラーの裏像を避けたい人でダハの稜線による解像度の低下も避けたい人にはEMS以外ではこれしか選択肢が無いでしょう。とてもいい製品だと思いましたが、自分の買った個体にはプリズム内部に微キズが混入してました。その後落下させて半壊。

○2インチDX天頂ミラー99%
今となっては標準的なスペックですが、コストパフォーマンス的には今でもトップクラスなのではと思います。側面のメタリックゴールドの仕上げが写真で見るより美しいです。

INTES-MICRO ALTER-7
ロシア製の魅力が凝縮された製品で、欧米製や日本製、ましてや中国製とは異なる思想で造られた事が感じられ、非常に精密な金属加工技術は芸術的とまでいかなくても持つ喜びを与えてくれるには十分です。一方で品質面では大雑把と感じる部分もあり自分のALTER-7は補正板の端っこが僅かに欠けています><

ロシアの光学製品全般(双眼鏡やアイピース)に言える事ですが、視野が黄色く明るさが暗め、その分コントラストを上げると言う味付けをしていると感じますがこれは作り手のポリシーなのでしょう。マクストフがロシアの人と考えればALTERは由緒正しい製品とも言えて、その辺りの事情も勘案して好きな人にはとことん好きになれる製品ですが如何せん値段が高く、費用対効果を考えるとこれを買うならC8買った方が幸せになれるかも知れません。

○SUPER-VIEW 4x22EW
個人的にはミザールのSW-525(現行品だとSW-550)が好みで買い替えましたが、これはこれでよく出来た製品でした。視野が暗めで黄色い着色が感じられましたが、これは天体用より地上風景見る方が向いているかも知れません。SW-525を超える17°の広視野はスポーツ観戦などには持ってこいなのではと思います。

○Laser-Finder DXⅡ
評価はこちらを参照。レーザーポインターが故障してしまい、修理も出来ず、売ってもいないので現在放置状態です。

○L-BINO 25x100W
直視で見るには三脚使っても重くて扱い難く手放しましたがこれで見た天の川のイメージは今でも目に焼きついています。その後対空双眼鏡に移行するきっかけになりました。

以下、買って残念だった製品

●SUPER-BINO 100CL
望遠鏡用アイピース交換式の10cm対空双眼鏡で、良質なアイピースを付けた時の見え味は宮内を超えてるんじゃないかと思う程でしたが、品質上の大きな問題として自分の個体には片方の接眼部のプリズム内に盛大なキズか汚れ(中央遮蔽率で言えば開口面積の40%位の大きさ)が存在し、クレームしたものの実視検査で実用上問題は無く、この程度の瑕疵に対応していては商売が出来ないで片付けられてしまい、安くない買い物なのに交換も修理もできないとの事でガックリきてしまい稼働率が大きく下がってしまいました。

その後もこれで本当に性能に影響無いのか疑心暗鬼となり、ハズレを引かされたのではと言う思いがストレスで気持ち良く使えないのでついに手放し、APMの同型機へと買い換える事になりましたがAPMの方はそうした問題は一切ありませんでした。

笠井でよく聞かれる実用上問題無いと言う判断も検品する側の主観的な曖昧なもので、絶対的な基準がないのでどうとでも判断できる、業者側の都合の良い言い訳のように聞こえます。こうした言い訳を用いるならば、ここの製品は日本製では考えられない様な瑕疵があるのが普通であり、それを許容できる人のみ注文ください、と明記すべきで、またこうしたクレームに対して事後に説明がされるのもトラブルを招く原因だと思いました。

とは言えこれも結構昔の話ですので、今ではそこまで酷い品質の製品は出してないと思いたいところです。高い授業料でしたが10cm対空双眼鏡の有用性を感じさせてくれた点では買って良かったと思える製品でした。

●2インチアイピースレデューサー
2インチをフルカバー『していない』アイピースに対しては実視界を広げる効果があり、そのアイデアは良いと思うのですが、周辺像が相当悪化し、縮小率が高過ぎると感じます。ケンコーのクローズアップレンズは縮小率が逆に低いですがアイピースによっては像に悪影響を殆ど及ぼさず、この間の0.8倍位の縮小率の製品があれば欲しいと思いました。

●屈折用マイクロフォーカス接眼部
笠井で接眼部のみを売りに出した初期の製品でしたが、2インチ天頂ミラーに重量系アイピースを取り付けると鏡筒を上に向けるとドロチューブがずり落ちてきてしまい、致命的だったのはずり落ちないようにテンションを強く締め付けると微動が空回りする問題があり、これではデュアルスピードフォーカサーを購入した意味が無いので即刻手放しました。

笠井曰くそこまで重いアクセサリーの使用は想定されていないとの納得し難い説明でしたが今思うとスペックに引き上げ重量が書かれていなかったのが落とし穴で、その点を事前に確認すべきだったと思います。現在は接眼部のラインナップが豊富になり、いくつかの製品には耐荷重量に関しても明記されるようになったので幾分改善されたと思いたいですが。

●ロシア製アイピース(ST-12、SWV-24mm)
このアイピースの評価はこちらこちらを参照。良い部分もありましたが、それ以上に悪い部分が気になって手放す事となりました。

●SAFIX
ロシア製の珍しい球面収差が補正できるレンズでしたが効果は今一つ分からず。

AOK VAMOtraveler経緯台
造り、品質共に優れていると感じましたが、架台には手動微動が無いと使えない自分にはやっぱりフリーストップは合わないと感じ手放しました。

振り返っている内にどんどん愚痴めいてきてしまいましたが;笠井は天文ライフを充実させる魅力的で面白い製品を数多く取り扱っており、またそれらをリーズナブルな価格で提供してくれる天文ファンにとって有り難い存在ですので、上記の様な負の側面を持っている事を認識した上で利用すれば大きな問題は無いでしょう。今後の商品展開にも期待するところです。
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